顔出しなしの音声配信で人気ライバーになるには

最近は「イリアム」や「BIGO LIVE」、「Spoon」といった音声だけの配信アプリも人気ですね。顔出しなし、静止画のキャラ絵で配信できたりするのでハードルが低く、誰でも気軽に始められるのが魅力。背景の映像を考えるのがめんどうとか、身元を知られたくない人にも人気です。

さて、顔出ししないで声だけで稼ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
まず、どういった人が音声ライバーに向いているのか知っておきましょう。

1.声に自信がある
2.トークに自信がある
3.歌がうまい
4.ボイパやモノマネなど、声だけのパフォーマンスができる

小さいときから声優に憧れていたとか、ワードセンスが人と違ってオモシロイとか、声そのものや言葉の使い方に長けている人が向いているといえます。
顔出しよりハードルが低いと考える人も多いですが、実際のところは、いい声じゃないと戦えないシビアな世界です。
顔出し配信と違って情報量が限られるため、話し方にはテクニックが必要です。声のトーンひとつで全体の印象が変わってくるので、何をテーマに据えるのかを決めてそれに合わせた声のテンションを作ることも必要となってきます。

<音声配信のコツ>

◆高めの声で感情をこめて配信する
みなさん電話に出るときは声のトーンがちょっと上がりますよね。あんな感じで少し明るめのトーンで、感情を声に乗せるイメージでトークしてみるのが好印象です。

◆感情を言葉で出す
身振り手振りや笑顔だけでは伝わらないのが音声配信。「楽しい」とか「うれしい」とはっきり言葉に出すのは必須のテクニックです。

◆具体的に何がどうなのか、コトバで伝える 
リスナーのコメントには、できるだけ詳細にどこがどう響いたのか、言葉で返すようにしましょう。「〇〇さんの、このワードが〇〇っぽくてオモシロイ」など、具体的に表現することで、リスナーとの距離が縮まります。

◆「歌って」は自分のタイミングで決める
歌モノ配信の場合、「この時間に歌う」と決めてファンと共有するのがおすすめです。
「歌って」といわれて、その場で毎回歌っているライバーを見かけますが、安売りしていては「投げ銭」のタイミングを減らすばかり。「ペンライト」やステージ用の装飾アイテムを投げてくれたら歌うなど、一定のルールを決めて自分の歌の価値を高めていきましょう。

厳しいようですが、顔出しよりテクニックを要する難しい世界です。
滑舌が悪いとか、湿っぽい雰囲気だとか、ちょっとしたことでリスナーさんが離れてしまうのが現状。しっかり稼ぐためには、ワードセンスを磨くために人気ライバーさんの配信を聞いてみたり、気の利いたコメントを返すリアクションの練習をしたり、トーク力を磨いて配信のクオリティを底上げしていきましょう。